★ 本年度 (2019)の第20回年次大会は、2019年7月6日(土)に東京の実践女子大学(渋谷キャンパス)にて盛況のうち無事閉会しました。
★ 多くの皆様にご参加頂き、活発なディスカッションが出来ましたこと、心よりお礼申し上げます。
→ https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190718/ddm/002/010/044000c
この記事のなかで 紹介された a. 基調講演と b.パネルディスカッションの概要:
a. 基調講演の中村桃子氏(言語学、関東学院大)の講演内容の一部
結婚し姓が変わることによる問題点:
・家の嫁(婿)になることを期待される
・人物の特定が出来なくなる
・結婚・離婚などのプライバシーを多数の人々に知らせることになる
・結婚後の業績が結婚前と同じ人物によるものかどうか分からなくなる
b. パネルディスカッションにて紹介された中国、アメリカなどの海外の事例
コメンテーターの山根純佳氏(社会学、実践女子大学)のコメントで力説された点も紹介されました。
・姓は「女性がその国にとってどのような存在か」という国家のまなざしを表している
・別姓が正当化できる社会にしていくことが大事である
★ 以下、年次大会開催記録
日時: 2019年7月6日(土)10:00-17:30
会場: 実践女子大学渋谷キャンパス 創立120周年記念館 704講義室
住所:〒150-8538 東京都渋谷区東1-1-49
TEL:03-6450-6817 (代表)
URL: http://www.jissen.ac.jp
アクセス: http://www.jissen.ac.jp/access_guide/index.html
渋谷駅 東口16C出口から徒歩約10分
表参道駅 B1出口から徒歩約12 分
- 渋谷駅は現在工事中であり、迷いやすいので時間に余裕をもってお越しください。
- 受付は建物の1階に設置 → 受付終了後7階の会場へ
- アクセス詳細説明(渋谷駅およびその他の駅からのアクセス)はこちらをお読みください。
- ランチは隣の他大学のカフェテリアにご案内の予定あり。学内・近隣にコンビニあり、学内ATMなし。
★ 参加事前申し込みは2019年7月4日(木)24:00までで締め切りました。
★ 懇親会申し込みは2日早く2019年7月2日(火)正午で締め切りました。
★ 当日参加も受けつけますので、直接、開催会場の受付までお越しください。
- 当日参加
参加費:正会員・賛助会員・学生会員(発表者): 2,000円
非会員:4,000円
発表以外の学生(会員・非会員):1,000円
大会テーマ:家族・ことば・ジェンダー
基調講演:中村桃子(関東学院大学)「わたしの名前、あなたの名前」
パネルディスカッション・テーマ:家族の呼称をめぐる文化とジェンダー
パネリスト:
ヒダシ・ユディット(ブダペスト商科大学)
「ヨーロッパとハンガリーにおける夫婦別姓制度を考える」
斎藤理香(ウェスタン・ミシガン大学)
「どうして姓を変えるのか?:アメリカ人の結婚観と家族の諸相」
河崎みゆき(國學院大学)
「中国夫婦別姓までの流れと家庭内呼称」
朴 正一(釜山外国語大学)
「韓国語の家族呼称表現と性差」
コメンテーター・ 山根純佳(実践女子大学「下田歌子記念女性総合研究所」)
コーディネーター・司会: 水本光美(北九州市立大学)
研究発表
開内文乃(青山学院大学)
「国際結婚家族における使用言語選択と父親の言語能力の関係」
ジャンカーラ・ウンサーシュッツ(立正大学)
「近年の名前にはジェンダーがどう反映されているのか?」
司会:任 利(東京農工大学)
<プログラム>
7月5日(金)17:30 - 役員会
7月6日(土)9:30 - 17:30 年次大会
9:30 受付開始
10:00 - 10:15 開会の挨拶
開催校挨拶:池田三枝子(実践女子大学 文学部長)
10:15 - 11:30 基調講演
11:30 - 11:40 休憩
11:40 - 12:10 総会
12:10 - 13:30 昼休み
13:30 - 16:00 パネルディスカッション
16:00 - 16:20 休憩
16:20 - 17:20 研究発表(発表20分+質疑応答10分)
17:20 - 17:30 閉会の挨拶:水本光美(北九州市立大学)
18:00 - 20:00 懇親会「M. Nature(エム・ナチュール」http://mnature.jp/
<参加申込み方法>
申込期間:2019年5月4日(土)ー 7月4日(木)24:00まで
次のページの申し込みフォームより必ず事前にお申し込みください。
https://gender.jp/activity/conferences/20th_conference/entry/(受付終了)
(事前申込み)
参加費:正会員・賛助会員・学生会員(発表者): 1,000円
非会員:2,000円
発表以外の学生(会員・非会員):500円
(当日参加)
参加費:正会員・賛助会員・学生会員(発表者): 2,000円
非会員:4,000円
発表以外の学生(会員・非会員):1,000円
懇親会費:4,000円(懇親会申し込みは7月2日正午までで締め切りました)
★参加費、懇親会費ともに当日受付でお支払いください。
★学生は必ず、当日受付にて学生証を提示してください。
★当日の受付で入会あるいは会員継続の手続きはお受けしかねますので、手続きは必ず事前にお願いします。
→ 入会: https://gender.jp/admission/
→ 会員継続: https://gender.jp/membership/
★ホテル情報
実践女子大学の近くのホテル:
さくら・フルール青山 http://www.sakura-hotels.com
Hotel 島根イン青山 https://www.shimane-inn.com/guestroom/
渋谷駅近くのチェーン店:
渋谷東急REIホテル https://www.tokyuhotels.co.jp/shibuya-r/index.html
JR東日本 ホテルメッツ渋谷 https://www.hotelmets.jp/shibuya/
★会場近隣の博物館・美術館
会場の実践女子大学渋谷キャンパスのすぐ近くには大変興味深い展示を見ることができる博物館や美術館などがあります。前日や翌日、訪れて見てはいかがでしょう。
・國學院大学博物館:6月29日(土)~8月25日(日)企画展
「浮世絵ガールズ・コレクション―江戸の美少女・明治のおきゃん―」
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2019_ukiyoe.html
・山種美術館:日本画専門の美術館。速水御舟、横山大観などの代表作が展示。
http://www.yamatane-museum.jp/
・次の動画でこの博物館と美術館の紹介が見られます:
https://www.youtube.com/watch?v=MB4pUrf9jBo
・渋谷区郷土博物館・文学館
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/bunka/shirane_tenji.html
・根津美術館:美しい庭園でゆったりと過ごすのもいかがでしょう。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/about/index.html
<研究発表募集要項> 5/13に締め切りました
第20回年次大会での研究発表を募集します。研究発表申し込み用紙に記入し、以下の要領でお申込みください。
- 発表資格:発表者もしくは連名者の少なくとも1名は、応募および発表時点で当学会の会員である必要があります。会員登録は、当学会事務局で適宜受け付けておりますので、応募時までに会員登録をお済ませください。会員登録はこちらからお願いします。
https://gender.jp/admission/ - 発表内容:言語(特に日本語)・言語による作品・言説・発話・言語使用状況・言語使用環境等をジェンダー(社会的な性の認識)の観点から論じた内容を含む未発表のもの
- 発表言語と時間:日本語で30分(発表20分+質疑応答10分)以内
- 申し込み期間:2019年4月1日(月)~5月13日(月)
- 申し込み先:第20回年次大会実行委員 渡部孝子(わたなべ たかこ)
- 可否通知:要旨を2名の委員によって審査し、5月27日(月)までに研究発表担当の実行委員から結果を本人に通知します。場合によっては、一定の条件や修正への要求が提示される場合があります。
- 予稿集:採択された方は、6月12日(水)までに予稿集に掲載する発表概要を日本語で執筆してください。場合によっては、修正や加筆をお願いする場合があります。執筆要項は可否通知の際にお知らせします。
- 非日本語母語話者の方:ネイティブチェックをご自身の責任で受けてからご提出ください。
★二重投稿や剽窃などの不適切な原稿に関しては厳しく対処致しますので、研究者としての良識をもってご執筆ください。
以上.
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