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学会誌3号:論文2(小原)

「ロシア語と日本語を対照して見るジェンダー観」
ー 職業を示す名詞の女性形、男性形と、動詞の「女性形」過去形を中心に ー

小原信利

1. はじめに
ロシア語では名詞に性(男性、女性、中性)がある。職業を示す名詞は、概して男性形で代表される。詳しくみると、職業を示す名詞の男性形、女性形では意 味するところが違う場合が多い。日本語ではそのような差異はみられない。ロシア語が翻訳された場合、その違いは何らかの形で翻訳先の言語にも反映され るのだろうか?ロシア語文章の日本語翻訳文章の中で、その違いはどうなっているのだろう?
 
ロシア語文法上の性差:名詞の性、動詞と名詞の性の一致
 
動詞活用の上では、現在形、未来形には、主語の性別による違いはない。一方、過去形については、主語の性別(男性、女性、中性)が、動詞語尾に反映され る。主語が女性の場合、動詞の過去形末尾は必ず、laで終わる。例えば、読むという不完了体動詞「chitati」の女性過去形は「chitala」(チ ターラ)となる。(以下、ロシア語のキリル文字は、読みやすさを考慮して、一般的な翻字によるラテン文字綴りで代用する。)これは、ロシア語初学者に、日 本語の終助詞を連想させる。(つまり、「読んだわ。」)それでは、日本語に翻訳するにあたって、女性主語にたいする動詞の過去形は、実際はどのように訳さ れているのだろうか?
 
日本語にはない、この職業を示す名詞の「男性形、女性形」と、動詞過去形の「男性、女性」の差が、日本語に翻訳した場合どうなっているか、いくつかの例を 通して分析する。
2.ロシア語原文と、日本語翻訳にみる職業を示す名詞の性の違い
2.1 ロシア語の職業を現す名詞の意味の違い
 
ロシア語の職業を現す名詞については、Barbara M.Mozdizerz(以下モジェシュと略す)によるThe rule of feminization in Russian,1999[11]に、職業を現す名詞は、おおむね男性形であること、その女性形の作られ方、意味の差などが纏められている。モジェシュに よれば、男性形から女性形を作るには、語尾に、-ka -nitsa -(sh)chtsa -itsa などを 付加するものが多い。-ikha -shaを付加して作られる女性形名詞は、特殊なニュアンスを持つ。女性形名詞は、大別すると以下に分けられる。
 
2.1.1 女性形と、男性形で、意味がほとんど等価であるもの
 
教師 uchitel'(男性形) uchitel'nitsa(女性形)
レジ係 kassir(女性形)kassirsha(男性形)
 
ただし文脈上、教師の女性形uchitel'nitsaは、「村の」、「若い」といった形容詞と共に用いられることが多く、男性形は「唯一の」、「優れ た」といった「良い」意味を持つ形容詞と用いられることが多い。
 
2.1.2 女性形と、男性形で、意味が異なるもの
 
書記長か女性秘書か
 
男性形名詞mashnistは、機械の操作係、(鉄道の)機関士、運転手、(劇場の)舞台装置係り、を女性形名詞mashnistkaは、タイピスト、縫 製女工を意味する。
 
端的な例に、sekretar'(男性形)と、sekretarsh(女性形)がある。
sekretar'(男性形)は、形容詞、機関名等を付け加え、様々な高級官僚の職業を示すのに使われる。
 
官房長官 sekretar'kabinetaministrov
国務長官 Gosudarstvennyisekretar'
国連事務総長 general'nyisekretar' OON
書記長 general'nyisekretar'
 
 sekretarsha(女性形)では、単に「(女性)秘書」の意味しかなく、上記のような使われ方はない。
 
 2.1.3 女性形は「男性形職業人の妻」を意味するもの
 (意味の限定ということで上記 2.1.2 の一種)
 
教授 professor(女性形)professorsha(女性形)は「教授の妻」の意。
「医者=brach」をあえて、女性形brachichaとするのは、単に「女性の医者」という意味でなく皮肉なニュアンスが含まれる。
 
 2.1.4 女性形あるいは、男性形がないもの
 
 「(事業部、部、課)長」nachal'nik、「技師」inzhener、「代理」zamestitel'などは、文法的に女性形が可能な はずであるが、女性形が使われることはほとんど無い。「女性の」という形容詞を補って使われることもあるが稀である。女性形しかないものは、あまり権威の 高くない職業に限られる。 例えば、魚水揚げ婦rybopriemshchitsa
 
 総じて、高度な職業では、男性形、女性形名詞の両方が有る場合、男性形が使われることが多い。こうした状況は、職場における女性差別のパ ターンを反映するものであるという。モジェシュは、数値的な傾向としては、女性形が利用される頻度は減少してゆくと予想している。一方、スポーツや、舞台 芸術にお いては、女性形名詞の頻度減少はさほどおこらないだろうとしている。 職業名詞とその性別については、1986、Veshle.G、Naimenovaniialitszhenskogopolapoprofessii, dolzhinost'[14]でも、女性形名詞の形成、意味について論じている、またComrieらによる、Sex, Gender, and the Status of Women 1996[3]では、語形成のみならず、その背後にある女性の職業進出の経緯、さらに、統語論の観点から、女性を示す名詞が男性形で使われた場合の動詞過 去形の問題も論じている。
 
職業を示す名詞は、一般的に男性形名詞が用いられる。職業によっては、女性形名詞がないもの、男性形名詞がないものもある。総じて、高度な職業では、男 性 形、女性形名詞の両方が有る場合には、男性形が使われることが多い。また、女性形名詞しかないものは、あまり権威の高くない職業に限られる。また、高級な 職業を、女性形で表現する場合、皮肉の意味がこめられたりする。例えば、「医者=brach」をあえて、女性形brachichaとするのは、単に「女性 の医者」という意味ではなく、好ましくないニュアンスが含まれてしまう。また似たような名詞でありながら、男性形と女性形では、意味がことなり、男性形で は、より高度な職業を、女性形では、限定的な職業を示したりする。また同じ職業の女性ではなく、該当職業の男性の妻を指したりする場合もある。モジエシな どにより、現実社会での差別の反映であると論じられている。[10]
 
2.2 小説「女達のデカメロン」中の職業を現す名詞の検討
 
地位の高い職業は男性形
 
ロシア語の職業名詞は、実際にそうした使い方をされているのだろうか?そして、日本語翻訳された場合、原文の性別は、どの程度日本語化して表現されてい るのだろうか?
 
ここで、女性の登場人物が多い、ユリヤ・ヴォズネセンスカヤによる小説「女達のデカメロン」中の名詞を、原文(1992,Tomas,タリン)と訳文 (1993群像社、法木綾子訳)とで比較した。ちなみにヴォズネセンス カヤはロシア・フェミニズム運動の著名な先駆者の一人である。[11]
 
原文から、登場する女性達の職業を表現する名詞を94抽出した(語形の異なるものは複数カウントした)。そのうち男性形名詞は25と少ない。
 
2.2.1 男性形で使われている女性の職業名のリスト
 
1. ボイラー係 kochegar 男性形
2. ミシンの修理工 mekhanikposhveinymmashinam 男性形
3. レニングラード市議会文化担当 rabotnik Upravleniiakul'tury Leningradskogo gorispolkoma 男性形
4. 医者 vrach 男性形
5. 宇宙飛行士 kosmonavt 男性形
6. 演出家 teatral'nyi rezhisser 男性形
7. 技師 inzhener 男性形
8. 共産党員 kommunist
男性形
9. 勤労者代議員 deputatovtrudiashchikhsia
男性形
10. 軍医 voennyi vrach 男性形
11. 作業班長 brigadir 男性形
12. 市議会委員 rabotonikgorisporkom 男性形
13. 助手 pomoshchnik 男性形
14. 照明係 osvetitel' 男性形
15. 食肉コンビナートの工場長 direktor miasokombinata
男性形
16. 生物学者 biolog 男性形
17. 生物学博士
doktorbiologicheskikhnauk 男性形
18. 掃除婦 dvornik 男性形
19. 大尉 kapitan 男性形
20. 党官僚 rabotnik nomenklatura 男性形
21. 年輩の女性の職長 masterpozhilaiauzhezhenshchika 男性形
22. 婦人服のデザイナー khudozhnik podamskomuplat'iu 男性形
23. 文化大臣 ministrkuritura
男性形
24. 模範的労働者 peredovikproizvodstva 男性形
25. 要職 otvetstvennyi rabotnik 男性形
 
このうち5つの名詞を例外として、残り20は、モジェシュらが指摘するように、どちらかといえば高級な職業、職位である。[10]
こうした名詞も、日本語翻訳されてしまうと、この25の名詞が、男性形で、比較的「高級な職業、職位」であるということは読みとれない。
 
日本語で刊行されているロシア語教科書では、職業名詞の「性差」についてはほとんど触れられていな い。初歩段階、あるいは読むことを主とする状況であれば、そうした「性差」はさほど意識せずにすむ。し かし学習レベルが上がり、会話あるいは、ロシア作文をする場合、こうした名詞の性別による「職業の高低」意識の差異について、その是非はともあれ、基本的 知識は必要であろう。
3. チェーホフの「桜の園」「ワーニャ叔父さん」にみる動詞過去形女性語尾の翻訳
ロシアにおいて、先に 2.1で触れたように、主語の性と動詞過去形の対応がどうあるべきか、という問題があることが意識されるようになっている。[3]翻って、日本語の場合、 主語の性と、ロシア語の動詞に 照応する、文末はどのようになっているのだろうか?動詞過去形の女性語尾翻訳がどうなっているかを見 るため、チェーホフの戯曲「桜の園」と「ワーニャ叔父さん」の二点の翻訳を分析した。
 
「桜の園」の日本語訳は、中村白葉訳(1932、神西清訳(1954、新潮文庫)、湯浅芳子訳(1962、岩波文庫)、および小野理子訳(1998、岩波 文庫)の4つである。「ワーニャ叔父さん」訳は神西清訳(1954)、小野理子訳(2001、岩波文庫)の 2つである。女性発言中で、過去形動詞(-la)のみに限り、それに対応する日本語訳の文末の終わり方(女性に特徴 的な終助詞の有無)を比較した。
 
3.1 「桜の園」の日本語訳
 
 ロシア語原文では、女性発言で過去形のものは、文章数にして51ある。(動詞過去形の数は65)
これに対して、日本語翻訳では、中村白葉訳(1932)で、女性に特徴的な終助詞を文末に加えているものは31である。また、神西清訳(1954)では 23、また湯浅芳子訳(1962)では20、小野理子訳(1998)では、17である。一例は以下の通り。
 
3.1.1a  Poluchilasegodnia izParizha...
3.1.1b  今日パリからきたんですのよ  中村白葉訳(1932)
3.1.1c  今日パリからきたの。     神西清訳(1954)
3.1.1d  きょうパリから受け取りました 湯浅芳子訳(1962)
3.1.1e  今日パリから来た電報……   小野理子訳(1998)
 
3.2 「ワーニャ叔父さん」の日本語訳
 
ロシア語原文では、女性発言で過去形のものは、文章数にして26ある。(動詞過去形の数は30)
 
これに対して、日本語翻訳では、神西清訳(1954)で、女性に特徴的な終助詞を文末に加えているものは18である。
 
一方で、小野理子訳(2001)では、女性に特徴的な終助詞を文末に加えているものは13である。一例は以下の通り。
 
 
3.2.1a I vmuzyke,i v domemuzha,vovsekhromanakh -vezde,odnim.slovom,iabylatol'koepizodicheskim litsom.
 
3.2.1b 音楽をやっても、お嫁に来てみても、浮いた噂が立つ時でも -いつどんな場合でも、要するにあたしは、ほんの添え物みたいな女なのだわ。神西清訳(1954)
 
3.2.1c 音楽の世界でも、夫の家でも、ロマンスの場面でも -つまりどこにいても、わたしは、ただの端役でしかなかった。小野理子訳(2001)
3.3 「桜の園」と「ワーニャ叔父さん」日本語訳中の終助詞数の傾向
 
女性に特徴的な終助詞の数は減少傾向
 
 3.1、3.2でみたように、女性発言の過去形動詞の日本語翻訳では、新しい翻訳ほど、女性に特徴的な終助詞の数が減少していることが見られる。
 
  もちろん、ロシア語原文については、過去の戯曲であり、変化がないのは言うまでもない。現代ロシア語の変化をみると、語彙の変化は、特にペレストロイ カ以降、非常に大きい。具体的には、大量の英語語彙の流入がその一例である。その一方で、女性を主語とする動詞の過去形が-laで終わることなどを含め、 現代ロシア語の文法的な変化はさほど大きくないことが明らかにされている。[3]
 
  それゆえ、終助詞数の現象という現象は、現代日本語の変化の一断面として興味深い。この傾向を一般的と判断するには、より広汎、かつ多量な 文章の分析が必要であろう。今回は、女性発言の動詞過去形の翻訳のみを対象としたが、今後、女性発言の過去形原文に限定せず、現在形原文の日本語翻訳も分 析したいと考えている。
 
4.名詞と動詞の性の一致の問題からみる吉本ばなな「キッチン」ロシア語翻訳
 
ロシア語では、3のような自然な性別対応の動詞過去形が普通である。一方「はじめに」で触れたように、名詞の性にかかわる動詞過去形の問題がある。
 
4.1 名詞と動詞の性の一致の問題(文法優先か、意味優先か)
 
 話題の主人公が女性であるのに、名詞形として男性形が使われている場合、過去形動詞は、本来の意味である「女性」にあわせて女性形過去とすべきか、文法 に準拠して「男性」にあわせて、男性形過去とすべきか、という選択の問題である。意味に合わせれば、文法から外れ、文法に合わせると本来の「性」からずれ てしまう。これについては、ロシア人の中でも、男性と女性とで考え方が割れている。たとえば、Nakonetsvrachprishla.「=とうとう、 医者がやってきた。」という表現で、主語が女医(文法上では男性名詞)の場合、動詞を女性形過去とするのを是とする男性は43.2%であるのに対して、是 とする女性は82.1%である。[3]
 
4.2 吉本ばなな「キッチン」の母親にまつわる発言のロシア語翻訳
 
 女性化した父親は、文法上、男性、女性いずれとして扱われているのか
 
上記の問題に近い例として、吉本ばななの「キッチン」の母親を巡る発言が、ロシア語でどのように翻訳されているか見てみよう。「キッチン」では、主人公 (みかげ)が身を寄せる男性の友人(雄一)の母親(えり子)は、実は「父親、男性=雄司」である。実際の母親の死後、主人公の父親が「母親」として生活し ている。そこで、本人、あるいは本人を巡る発言が本来の男性なのか、転換した後の母親つまり女性として扱われているか、どちらの性として翻訳されているか を見るものである。
 ロシア語では、母親の発言の過去形は、女性の発言として翻訳されている。また、雄一の母親に対する表現でも、女性の発言として過去形に翻訳されている。 一方、男性形の過去形が用いられている場合もある。
 
 
4.2.1a 「まさかこんなに店が混むなんて思ってなかったのよ」  母親(えり子)の発言
 
4.2.1b Iane dumala,chtosegodniavecherom vklubebuduttakmnogoraboty.
 
4.2.2a 「えり子さんは仕事を辞めて、まだ小さなぼくを抱えてなにをしようか考え て、女になることに決めたんだって。」雄一の発言
 
4.2.2b Erikoostavilrabotu,zabralmenia,togdaeshchesovsemmalen'kogo,  oneznalkakzhit'dal'she. (動詞は二つとも男性形過去=下線部分)
 
4.2.3a 「ぼくを育ててくれたんだ。女手ひとつでっていうの、これも?」 雄一の発言
 
4.2.3b Menia onavospityvalakakodinokaiazhenshchina.
5.おわりに
名詞の性によるニュアンスの存在は以前から感じていたものの詳細は調べずにいた。背景を知って初めて、かつてロシア人の女性教師に対して男性形の「教 師」を使い、気がついて女性形の「教師」に言いなおした時の、相手の怪訝な表情の意味が分かってくる。こちらは「性に合わせた正しい言い方」に言い換えた つもりであったのに、相手は「職業名を女性形名詞にして言い換えてもらう必要性」を感じていなかったのだ。男性形、女性形、どちらも「ほぼ等価の意味」で あったためだ。こうしたロシア人にとっての「常識は」、日本人のロシア語学 習者にとっての常識とは言い難い。一般的な教科書、辞書で学習しているだけでは、こうし意味の違いは なかなか身に付きがたい。動詞の女性過去形は、日本人初学者は、「終助詞」に対応すると思いこむ可能性 がありそうだ。名詞、動詞のみに限らず、ロシア語と日本語のジェンダー関連表現の比較研究は、日本人のロシア語学習者にとって、また裏返せば、ロシア人の 日本語学習者にとっても有用であろう。残念ながら、そうした研究結果が十分に提供されているとは言い難い。そもそもロシア語ジェンダーについての研究は、 参考文献にも見られる通り、本国ロシアより、英米において積極的に行われている現状である。モジェシュも述べている通り、「どれが適切か、また会話で使っ た場合どうなるのか、を教えるためには、名詞の女性形の 動向研究は、ロシア語の教師、ロシア語教科書の著者にとって、意味するところは大きい。」ロシア語と日本語のジェンダー関連表現の比較研究を、今後も継続 してゆきたいと考えている。発表の機会を頂けたことに対して改めてお礼を申し上げる。
 
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(小原信利 おはらのぶとし 翻訳家)

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