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学会誌13号:編集後記

 『日本語とジェンダー』13号は、東京での年次大会とウクライナでの国際大会における講演・発表等の要旨に若手研究者の実証的研究を加え、いつもと同様、多彩で豊かな内容を含むものとなった。本学会は、ジェンダーという切り口から人間と社会の営為を幅広く虚心坦懐に眺めてみる場として設立されたものであるが、その前提として、誰にとってもより生きやすい社会の実現に寄与したいという願いがあったことは言うまでもない。13号の巻頭を飾る樋口恵子氏の講演要旨の中にある「女も男もあるがままでいられる表現を」という言葉は、本学会の基本的な立場を実に鮮やかに示している。一定以上の年齢の読者には、樋口恵子氏の活動や著作がどれほど日本の女性を勇気づけ、両性にとってより伸び伸びと生きられる社会の実現に寄与してきたかを説明する必要はないと思うが、昨年の基調講演を直に聞く機会を失した人々にも、貴重な御講演の要旨を伝えることができたことは編集者一同にとって大きな喜びである。本学会が、樋口氏をはじめ先達の貢献をさらに発展させる一つの大きな力となって今後も働いていくことを祈る。

 

(編集委員長 因京子)

 

*10号から4号に亘って因京子が編集委員長を務めてまいりましたが、次号から新編集委員長に交代します。御投稿くださった皆様、編集に御協力くださった皆様、また、とりわけ、本誌の読者に、心から御礼申し上げ、次号にも積極的に御投稿くださるようお願い致します。

編集委員(※は委員長)

小川早百合、門倉正美、斎藤理香、*因京子、日置弘一郎、渡部孝子

査読協力者

佐々木瑞枝

 

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